この記事ではSonyのグラスサウンドスピーカーを使用してのレビューと、その他ブランドのグラスサウンドスピーカーについて書いています。
この記事を読んでいただければ
- Sonyのグラスサウンドスピーカー、LSPX-S1とS2どちらがお勧めか
- Sony以外でグラスサウンドスピーカーを出しているブランドとスペック(BALMUDA/The Speaker, MoriMori/LEDランタンスピーカー)
以上のことがわかりますので、最後まで読んでいただければ嬉しいです。
Sonyのグラスサウンドスピーカーは2世代でている


Sonyのグラスサウンドスピーカーは2モデル発売されており
- LSPX-S1 発売日2016年(公式での販売は終了)
- LSPX-S2 発売日2019年 (ソニーストア価格¥44,000)
S1が初号機、S2が後継機です。1作目から2作目まで3年周期のようなので、3作目が出るとすれば来年2022年でしょうか。
→(7月14日追記)21年7月13日にソニーから3作目の発表がありました。以下にスペックや2作目との比較を載せています。
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Sony グラスサウンドスピーカー 第3世代 LSPX-S3 発表!前機種とのちがいは?
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LSPX-S1とS2ともに、ライトの周りが有機ガラス管で包まれており、その振動によってクリアな音が楽しめるようになっています。
また、360度に音が広がる「サークルサウンドステージ」によって、ライトに対してどの位置にいても同じように音が楽しめるようになっているのも特徴的です。
両方ともBluetooth、有線両方での接続が可能になっています。
バッテリの駆動時間はS1が4時間、S2が8時間。バッテリに関してはS2の圧勝ですね。置き場所を変えて使いたいことも多いので、この辺りの進化はユーザーにとってはありがたい限り。
Sony グラスサンドスピーカー S1とS2の違いは?

ではS1、S2の違いはどこにあるのかについてあるのか。
両方とも使っている経験から、主に以下の3つが主な違いだと思っています。
- S1の方が低音を重視した作りになっている ただしS2も低音は弱くない
- S2の方が音のクラリティが高い
- S2にはキャンドルモードというギミックがある
S1の方が低音を重視した作りになっている ただしS2も低音は弱くない
数字で見てもウーファーの出力は、S1で13W、S2は11Wと差があります。
実際に音を聞いてみるとS1は華麗な見た目に反してみブンブン低音が響きます。正直強すぎるくらい。
見た目とのギャップがすごい笑
テーブルに置いてつかうと振動が伝わってくるレベルで底面が揺れてます。
なのでテーブルランプとしての使用用途には向かないかと思います。
一方のS2ですが、こちらはS1ほどウーファーが強くないので物足りなく感じる人もいるかと思いますが、それでもテーブルに振動が伝わるレベルで低音はなっています。
S2の方が音のクラリティが高い

これは圧倒的にS2の勝ちだと思います。
S1はボーカルが若干こもっている感じが否めないのですが、S2は高音もしっかり伸びて聞こえます。
まさに公式でうたっている「クリアな音」という感じですね。
J-popやボーカルをメインに聞きたいという場合にはS2を選ぶのが良いと思います。
S2にはキャンドルモードというギミックがある

あくまでもギミックの範囲ですが、ライトがチラチラと揺れます。
が、正直微妙です笑
光が強くなったり弱くなったりするのですが、あくまでも強弱の違いにしか見えず、キャンドルモードとまで言えるのかどうか怪しいところじゃない?と個人的には思ってます。
キャンドルモードをオフにして安定して光らせておいた方が間接照明としても機能性は高いと思います。
LSPX-S2の方がおすすめ ただしデザインの好みは分かれるか

個人的にはS2の方がおすすめです。
理由は上記で挙げたクラリティの素晴らしさがデザインとマッチしていること、バッテリーの駆動時間が長いこと、そして値段が安いことにあります。
S1は公式ではすでに販売が終了していて、サードパーティーからの購入しかできなくなっています。
Amazonでみると10万円近くしているようなので、それを買うんだったらLSPX-S2を2本購入してステレオ再生した方がいいのでは、と思います。
ただし、デザイン的はS1とS2で大きく違うので、S1の見た目の方が好み!という場合には候補としてもいいのかもしれませんね。
スピーカーとしてだけでなくオブジェやランプなど複数の用途で使えると考えれば、元は取れるのかも、、しれません。
その他ブランドのグラスサウンドスピーカー
BALMUDA The Speaker

おしゃれ家電でお馴染みのBALMUDAのThe Speaker。
Sonyもこれくらいシンプルな名前にすればいいのに。
さすがBALMUDA、独特でおしゃれな形になっていますね。真空管を想起させるというか、レトロな印象です。
上部に上向きにスピーカーがついているので、360度に音が広がるような設計になっていて、さらに中のLEDユニットは楽曲に合わせて輝き具合が変化するLiveLight機能が付いています。
LiveLight機能については以下のページでビデオ付きで紹介されています。
https://www.balmuda.com/jp/speaker/setting#live_light
スペックはバッテリー7時間、最大シュルトく8Wとソニーのグラスサウンドスピーカーからは下回ります。
筐体はかなり小ぶりで、縦188mm横105mmしかないのでSonyのLSPX-S2と比較すると縦の長さは10センチ近く差があります。
小ぶりで持ち運びがしやすいことを考えると、出力とバッテリーに関してはトレードオフかもしれません。価格は公式サイトで¥35,200。
面白いのがこのプロダクトのバックストーリです。
元々BALMUDAの代表の寺尾玄さんは「オーディオ機器だけは作らない」と決めていたとのこと。
ではなぜグラスサウンドスピーカーが開発されることになったのか、そこに至るまでのストーリーを公式サイトで読むことができます。
https://www.balmuda.com/jp/speaker/story
こうしたストーリーが顧客をファンにしていき、ロイヤルカスタマーにしていくことにつながるんでしょうね。
MoriMori LEDランタンスピーカー

続いてMoriMoriのランタンスピーカー。
スペックとしてはSonyやBALMUDAのものと見劣りします(出力5W、バッテリー5〜7時間)が、値段が半額以下なので、エントリーモデルで試してみたいという方にお勧めです。
カラーバリエーションも豊富で緑や黄色など鮮やかなものもあります。選択肢が多いというのはありがたいですね。
またIPX4(防飛沫形)をうたっているところはSony、BALMUDAとの差異ですね。
外でも使いたい場合にはこのMoriMoriのランタンスピーカーも候補に入ってくるかも知れません。
終わりに

個人的にSonyのグラスサウンドスピーカーのファンなので、次の世代の登場も楽しみにしています。
値段は現行機と同じくらい、デザインは初期のような太めの円筒形、光量はもう少し明るくなればありがたいのですが。。
それとモデル名をBALMUDAみたいにわかりやすいものにしてほしい。これはグラスサウンドスピーカーに限らずSony製品全般な。あまり親しみづらい名前だと、ファンも離れていくかもよ。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!