ラルフ・ローレン氏が「まるで雲の上を歩いているようだ」と表現したという逸話で有名なNew Balanceのスニーカー。こちらは1300というモデルに対しての言葉なのですが、1300に代表されるように、New Balanceの履き心地は群を抜いています。
私は約10年間New Balanceを愛用していますが、一度New Blanceの履き心地を経験してしまうと、他のスニーカーに浮気するのは難かしくなってしまいました。
そんなNewBalanceの名作の一つ、991が今年20周年を迎えるということで、アニバーサリーを祝して購入してみました。
結論、新品のNew Balanceの履き心地はやはり別格でした。
New Balance(ニューバランス)の数字の意味するところ

そもそも「New Balance」の靴についている番号って何?と思っている方も多いはず。
番号の背景にはNew Balanceの歴史を少し遡る必要があります。
New Balanceが今日の人気を得るきっかけとなったM990というモデルが1982年に発売されました。このモデルは現在New Balanceの定番モデルとなっている996のベースとなった商品です。
なぜ990という番号がつけられたのか。それは「1000点満点中990点(≒ほぼ満点)」の出来栄えだったから、だそうです。洒落の効いたネーミングですよね。
その後、990番代のシリーズはいくつものモデルが登場し、日本でも各ブランド、セレクトショップとのコラボモデルが発売されるなど、現在も人気を博しています。
990の歴史について詳しく知りたい方はこちらのサイトをおすすめします。
990番台以外にも1000番台や2000番台のラインナップもあり、これらはフラッグシップモデルとなっています。冒頭のラルフ・ローレン氏が愛したのは1000番台の定番中の定番、1300というモデルです。この1300は1000番台の1番初めのモデルであり、現在でも5年周期で復刻・販売されています。2020年には2015年以来の新作が発売されました。
このほかにもレザーを多く使っていて高級感のある1500、2000番台代最初の作品である2000など、数多くのラインナップを取り揃えているのがニューバランスの特徴です。
New Balance (ニューバランス)991の特徴

今回購入した991の最大の特徴ですが、ABZORB(アブゾーブ)というミッドソールを搭載していることです。これにより地面からの衝撃が少なく、長距離をあるいても疲れにくくなっています。
多少凸凹した道を歩いていても、足の裏に伝わる感覚は舗装された道路を歩いている感覚と変わりません。またABZORBは反発弾性=足を踏み込んだ際の衝撃を次の一歩への推進力に変えてくれる機能を備えており、これが長距離の歩行を可能にしてくれているのです。
ABZORBを搭載しているモデルはNew Balance(ニューバランス)の中でも限られており、991の他には998、999、1700、1800しかありません。いずれも2万円以上するモデルで、高級ラインに搭載されているのがこのABZORBです。

ABZORBの反発弾性が想像以上によくできていた、というのが個人的な感想です。これまで997、1300と1500を履いてきて、どのモデルもかなり歩きやすかったのですが、991はそれら3つとは違う履き心地の良さを感じます。
決して安くはないので躊躇うところですが、ウォーキングシューズに使ったら捗ること間違いなしだと思います。
ガジェットと同じく愛着を持って使えるモノを買いたかったので、New Balanceの991の歩きやすさと丈夫さ、流行を選ばない普遍的なデザインはまさにぴったりの買い物だったと満足しています。
ちなみにサイズ感は1500と同じだと思います。1500で履いていたUK8.0サイズを購入し、同じような履き心地ではけています。
値段は税込30,800円と、靴として決して安くはないですが、スニーカーにお悩みの方は候補に入れてみてはいかがでしょうか。
それでは、さいごまでお読みいただきありがとうございました。